![ウェザリングのイメージ画像](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns=%22http://www.w3.org/2000/svg%22%20viewBox=%220%200%201024%201024%22%3E%3C/svg%3E)
▼ウェザリングとは
プラモデルの塗装技法の中で汚れや劣化などの「風化した自然の汚れ」を表現する技法をまとめて「ウェザリング(weathering)」と呼びます。主に、戦車などの泥や砂の汚れや、戦闘機の日焼け、金属の錆や傷など、プラモデルに現実世界で発生しそうな汚れなどを再現することで、説得力が増してとても格好よく見えるという特徴があります。 先にも述べた通り、一言にウェザリングと言っても、多種多様なウェザリング技法があるため、プラモデルに合った自分なりのウェザリングを考え、施すことで、ウェザリング作業を楽しんだり、プラモデル完成時の満足度が飛躍的にあがることになるはずです! ウェザリングにはいくつかの基本的なテクニックがあります。
ドライブラシ
これは、筆に少量の塗料をつけ、紙などでほとんど塗料を拭き取った後に、モデルの際立った部分に軽く塗る技法です。これにより、エッジの強調や摩耗した効果が得られます。
ウォッシング
薄めた塗料をモデルの隙間や細かい部分に流し込み、それが乾いた後に余分な塗料を拭き取る方法です。これにより、深みと陰影が生まれ、細部が際立ちます。
擦り傷や塗装の剥げ、金属部分の摩耗や損傷を表現するのに有効なテクニックです。
サビ垂れ・雨垂れ・泥汚れ
特定の塗料や技法を使って、油汚れや泥汚れなどを表現します。たとえば、エナメル塗料やオイルペイントを使って、リアルな汚れを作り出すことができます。 ウェザリングは慎重に行うべきで、少しずつ効果を加えていくのがポイントです。過剰に行うと不自然に見えることがあるため、モデルのスケールや使用されていると想定される環境を考慮しながら進めることが大切です。また、ウェザリングの過程で失敗しても、多くの場合は修正可能ですので、試行錯誤しながら楽しむのがプラモデル作りの醍醐味の一つです。
▼ウェザリングを使った作品例