MS-07B-3 グフカスタムとは
グフカスタムの概要
グフカスタムは、ジオン軍が開発した量産型モビルスーツ「グフ」を再設計した機体です。ジオン地球侵攻の要として投入されたグフは、白兵戦を重視したコンセプトのために攻撃範囲が狭く、汎用性に欠けるという問題がありました。これを解決するために、グフカスタムでは固定武装を廃し、射撃武装を着脱式にすることで中近距離射撃能力を向上させました。開発にはグフフライトタイプと同じパーツが使用され、外観にも共通点が多く見られます。特に機動性が非常に高くなっており、限られた武装をスピードで翻弄しつつ使い分けることで高いポテンシャルを発揮します。
主な武装には、ヒート・ロッド、3連装35mmガトリング砲、ヒート・サーベル Type-DIII、ガトリング・シールドなどがあります。これらの武装は、機動戦士ガンダム 第08MS小隊などの作品でノリス・パッカード大佐が操縦し、圧倒的な戦闘を展開しました。グフカスタムは、その戦闘能力の高さから多くのファンに評価されています。
また、グフカスタムはガンプラとしても商品化されており、ファンによるカスタマイズや改造が楽しめるアイテムとなっています。
グフカスタムの登場作品・登場シーン・パイロットなど
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
初出作品。第10話にてノリス・パッカード大佐の搭乗機として登場した。戦局が悪化する中で、ザンジバル級ケルゲレンの脱出を援護するためにノリスが単騎で出撃。陸戦型ガンダム2機とガンダムEz8を相手に鬼神の如き戦いで圧倒し、相手が護衛していた量産型ガンタンク部隊を道連れにする形で最期はEz8に胴体を両断された。
機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線
第3話で一般機が登場。陸戦強襲型ガンタンクに接近を試みるが、陸戦型ジムとの十字砲火の前に倒れこんでしまい、そのままガンタンクに止めを刺された。
機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画
ランス・ガーフィールドの搭乗機として登場。ズム・シティの首都防衛大隊が蜂起した際に戦力として投入された。
機動戦士ガンダムMS BOYS -ボクたちのジオン独立戦争-
ナランソロンゴ・ボルドバヤルの搭乗機として登場。独自に改造されており右腕部にヒート・ナックルを内蔵、ヒート金剛棒を装備している。