MS-06F ドアン専用ザクとは
ドアン専用ザクの概要
「ドアン専用ザク」は、ククルス・ドアンがジオン公国軍のサザンクロス隊を率いていた際に搭乗していたザクIIの特別なバージョンです。ドアンが地球侵攻作戦中に脱走した際に持ち逃げしたこの機体は、倒した敵の機体から回収した部品を使用してドアン自身により補修されています。その結果、左腿や右肩部シールドなどの一部装甲が剥がれた状態で、左右非対称な外観を持つことが特徴です。また、動力ケーブルの外装カバーの多くが脱落しているのもこの機体の特徴の一つです。 ドアン専用ザクのカラーリングは、公国軍のザクよりも明るい緑色をしていますが、これは退色や埃の堆積による変化によるものです。ドアンは島での生活を守るために普段はこの機体の存在を秘匿していますが、外敵である地球連邦軍やジオン公国軍が来襲した際には、この機体を使用して迎撃し、無力化するために運用されています。 この「ドアン専用ザク」は、その独特な外観とドアンの物語によって、ガンダムファンの間で特別な存在となっています。その改造された外観と戦歴は、ガンダムシリーズの中でもユニークな位置を占めており、多くのファンに愛されています。
ドアン専用ザクの登場作品・登場シーン・パイロットなど
機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
初出作品。劇場公開に先駆けて2022年3月9日(所謂ザクの日)にデザインが公開された。『機動戦士ガンダム』第15話で見られた特徴的な作画のテイストを「脱走兵が野戦修理を加えていった」という解釈でリデザインしている。『1st』では終始徒手空拳か投石による攻撃を行っていたが、本作ではヒート・ホークを装備している。